宮沢賢治の親友 藤原嘉藤治所蔵資料集
賢治さんの人格･芸術を世界へ 藤原かとうじが残したもの 瀬川 正子編
―――賢さんを想うて歩いた
宮沢賢治の親友だった藤原嘉藤治が残した、大変貴重な資料類をようやく皆様へお届けできるようになりました。
これらは岩手県紫波町あづまね山麓の開拓の家にひそかに眠っていたものです。
嘉藤治没後ほぼ半世紀の今日、初期の宮沢賢治全集文圃堂版、十字屋版出版の顛末が宮澤清六と嘉藤治の手紙によってはっきりと浮かび上がります。
昭和20年敗戦直前に郷里へ引き上げ開拓農家の道へ入った嘉藤治は、厳しい開拓生活の日記の片隅に「賢さんを想うて歩いた」「やはり宮沢賢治だ」と書き残してありました。
また一冊のダイアリーを使って、明治維新から昭和52年までの社会の変遷を「わが年譜」として書き残していました。
大まかな近代史としても読みごたえがあり、これも編集しました。
この「わが年譜」は横書き資料のため、後ろからの読みはじめとしています。
―――目次
第1部…嘉藤治略年譜と履歴書等
第2部…手紙類
第3部…契約書・案内文等
第4部…パネル展
宮沢賢治との関わり
開拓時代
嘉藤治の音楽
嘉藤治の文学
嘉藤治蒐集のセノオ楽譜
手紙に見る嘉藤治の仕事
―――わが年譜
1.慶応2年～明治28年
（嘉藤治の親の時代）
2.明治29年～大正9年
（嘉藤治誕生から小学校訓導の時代）
3.大正10年～昭和8年
（宮沢賢治との出会いから賢治が亡くなるまで）
4.昭和9年～昭和20年
（宮沢賢治没後から全集完成まで）
5.昭和21年～昭和52年
（入植から亡くなるまで）
6.賢治関係資料
（全集発行日、賢治研究会開催日）
7.その他
（花巻高等女学校・開拓関係）
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宮沢賢治の親友 藤原嘉藤治所蔵資料集「賢治さんの人格･芸術を世界へ 藤原かとうじが残したもの」
A5モノクロ／右綴じ／並製本／316頁／価格2,500円（税込）／2024年12月19日発行／録繙堂出版／ISBN 978-4-909312-11-2
￥2,500
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ページ更新日 2025年2月19日