絵本「希望への貝吹き」 古文書解読研究所 代表 藤沢昭子著
「いぎでいぐ希望持つべじゃ」
一揆に加わった百姓が言い放ちます。
重税に喘ぐ暮らしから、ささやかな暮らしを望む一言を。
―――作成の経緯
高校時代の日本史の時間に岩手県三陸地方(当時は盛岡藩領)の古文書に出会あい、三陸地方に「三閉伊一揆」があったことを知ったのがきっかけです。
昭和48年に岩手に帰省したから、この一揆の事をもっと知りたいと思いました。
2008年頃から「紙芝居」にしてみようと、26コマの紙芝居(古着物の生地を画用紙に貼る)が完成したとき、「東日本大震災」が起きました。
被災地の皆さんを励ましたいと思い、タイトルを「嘉永六年三閉伊一揆」から「希望への貝吹き」と変えました。
その手直しした紙芝居を持って、仮設住宅を訪問しました。
明日に希望を持って頂きたかったからです。
―――大型紙芝居の公演について
滝沢市に「ビッグルーフ滝沢」という施設ができ、大ホールの舞台を見たとき「ここで一揆の紙芝居を上演したい」と思いました。
そのときすでに作ってあった紙芝居の寸法は45cm☓55cmの紙芝居でしたので、客席に絵柄が届かないと思いました。
それを戸板1枚の大きさにして(180cm☓90cm)人が裏で動かすという方法を考えました。
子どもにも見てもらうためには26コマは多いので16コマにまとめて見ました。戸板に着物地を貼る作業からはじめました。
―――伝えたいこと
「ささやかな幸せは仲間とともに、自分たちの手で生み出すのだ」ということを伝えたいと思いました。
江戸時代の農民の願いと「東日本大震災」の被災された方の願いを重ねて応援歌としました。
明日への希望へとなるよう、手にとって頂ければ幸いです。
「希望への貝吹き」試し読みと「新聞掲載資料」
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A4カラー/右綴じ/並製本/34頁/価格1,650円(税込)/2018年6月14日発行/録繙堂出版
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ページ更新日 2022年6月8日